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暁月ヒーラーまとめ

すみません、今日気づきました。もうDiscordで直接聞けばいいのでは?

よく覚えてますね。確か暁月出た当初に私が当時Twitter(現X(旧Twitter(2024年1月時点X(前Twitter(X)))))で語ったことで、多分ロドストには出してなかったはずなんですけど。もう2年以上前のはずです。

これを語るには漆黒ヒーラーのメタを振り返らなくてはいけません。Main HealerとOff Healerのアレです。(昔はSub Healerって書いてましたがニュアンス的にOff Healerの方がやっぱりいいのでOff Healerで統一します)

ではまず漆黒ヒーラーの振り返りです。

白魔道士

純然たるMain Healer。

<前提>
・攻撃魔法2.5s
・リリーを切ると75の威力損失となる
・攻撃魔法が3ジョブ中最も強い

<対応>
本来極力使うべきではない移動、回復、Double Weaveを兼ねるリリーと75の威力損失を天秤に掛けながら戦う。

学者

白魔道士が相方であればOff Healer、占星術師が相方であればMain Healer。

<前提>
・攻撃魔法2.5s
・ルインラを切ると80の威力損失となる
・ルインラの威力損失はエナドレである程度の補填ができる
・アビリティが豊富なのでDouble Weaveを捻出する重要度が白よりも高い

<対応>
本来極力使うべきではない移動、Double Weaveを兼ねるルインラと80の威力損失を天秤に掛けながら戦う。
白が相方だった時は威力損失の大きさから”まず白が動いたほうがいい”わけだが、エナドレである程度の火力の補填が効くこと、豊富なアビリティを切らないとHPSが出ないことも含めて大体の場合は学者が先に動いたほうが上手くいく。なので白が相方だと白Main Healer/学Off Healerとなる。

占星術師

純然たるOff Healer。

<前提>
・漆黒以前から攻撃魔法1.5sなので常時Single Weaveが捻出可能
・遅効性のアビリティが多い

<対応>
上述した白、学のような天秤に掛ける要素がない。遅効性の技が多いことも含めてOff Healer適正が最も高い。


超簡潔ですがこんな感じです。特に白と学の本来極力使うべきではないというのが重要です。これはあくまで火力損失を加味した考え方ですが、ご存知の通りヒラはヒールしてなんぼなので、上記のようなメカニクスとして制限が存在する中で如何に火力損失を少なくしつつヒールをするかというのが特に白と学では重要でした。

そしてこの制限があるということが、むしろその者がどう動くかの予測を容易にするというのが漆黒ヒーラーの肝だったのです。つまり白魔道士であれば、

・グレア撃ってる時はアビリティを使わないだろう
・移動と回復を兼ねてラプチャーを使うだろう
・その際にアビリティを使うだろう
・つまりこのコンテンツでのラプチャー/アビリティの良いタイミングはここで……

と(暁月よりも)その者が強くなればなるほどスキル回しが一意に定まっていく傾向にありました。
なので今よりもずっと相方ヒーラーの挙動を予測しやすかったというのが持論です。

一方で暁月ヒーラーがどうだったかを書いていきます。専ら書きやすい順番に書くので順番がちぐはぐです。

占星術師

純然たるOff Healer。

<前提>
・相変わらず攻撃魔法1.5sなので常時Single Weaveが捻出可能
・相変わらず遅効性のアビリティが多い。追加されたコスモスもエグザルも同様。

<対応>
ヒールという観点では漆黒とあまり変わってない。

学者

Main Healer寄り。

<前提>
・前述の制限が無くなった。常時Single Weave捻出可能
・ルインラは威力損失75だが、攻撃魔法1.5sになったため即時にDouble Weaveが欲しいなど特殊な状況を除けばルインラはただの甘えになった。

<対応>
エーテルフローをエナドレか回復のどちらに割り当てるかという天秤自体は残っているので、Main Healerであるほうがより望ましい。

賢者

Off Healer寄り。

<前提>
・常時Single Weave捻出可能
・トキシコンやフレグマによる損失のないDouble Weaveの捻出がやりやすい
・アダーガルはMP維持に直結している

<対応>
よりアダーガルを回したいという観点でOff Healer寄り。

白魔道士

Main HealerにもOff Healerにも高い適正がある。

<前提>
・前述の制限が無くなった。常時Single Weave捻出可能
・(暁月の途中から)リリーの威力損失が無くなった

<対応>
特に火力を出すという観点でリキャ毎に回すアサイズが存在すること、リリーの損失が無くなり使いやすくなったことからOff Healerとしての適正がある。一方でアサイズに関しては最大で45秒未満までずらしても損失がない可能性があること、リリーに関してもいくらズラしてもPotency単位では損失がない(ミゼリがズレることによる移動/シナジー合わせへの影響は有)ため、相方ヒラの挙動に合わせたMain Healerとしての動きも十分にできる。

立て直しの強度として占星に軍配が上がるわけだが、白は損失可能性が低いという強みがあり、まさに白の本懐はこの特徴にある。


はい。こんな感じです。

暁月ヒーラー全体の感想としては、ヒーラーのメカニクスとして制限が無くなった分、
己の(高い自由度に甘えた)ヒールワークだけ固めてそれをただブン回してるだけのクソ仕様もないヒーラーが多すぎてキレそうだったの一言に尽きます。

異教徒っていうのは、せいぜい”値”ぐらいしか強さの指標がないと考える知性しか持ち合わせていないので、
相方ヒラの動きにこのジョブはどれだけ合わせやすいのか?合わせるならどのスキルがいいのか?
とか
自分がこう動くと相手からはどう見えるのか?
とかいう観点があるはずがないんですよね。

あとはるか昔に私が語った”白魔道士は最も強力なプレイヤーが使え”というのは今も変わらないわけですが、そのニュアンスは少し変わりました。昔は”Main Healerは強い者じゃないとその真価が分からん”でしたが、今は”Main HealerもOff Healerもできるんだからそれらを使いこなせる強い者じゃないとその真価は分からん”です。

これぐらい考えられるヒーラーが白魔道士使ってほしいですね。6.4終盤に白武器手に入ったんで1,2層に遊びに行ったらどっちも高純度プラチナみたいな結果が出て愕然としました。私が強いんじゃなくて回りが弱すぎるという結果を目の当たりにして苦虫を潰したような顔をしたのを覚えてます。ヒラの新ジョブも来ませんし、この傾向は残念ながら7.0でも変わらないんじゃないかと思いますね。7.0はどうなることやら。