大分簡単な領域になってきました。Lv1マクロは”敵味方が変動しない1対1の意思決定”でしたね。
FF14で最も分かりやすいLv1マクロは”メレーの牽制”、”タンクのリプライザル”でしょう。
重複不可で複数人が同じ技能を所持している場合、それをどちらがいつ使うかという読み合いが発生します。
ヒーラーでの最も分かりやすいLv1マクロは、蘇生です。
誰かがペロった時にどちらのヒーラーが蘇生を入れるべきなのか?キャスターを入れると面倒なのでヒーラー2人だけに絞っても、蘇生が被ったりお見合いになって蘇生が遅れたりと中々噛み合わない経験をされた方も多いのではないのでしょうか。
あとは広義の意味で“どちらがヒールを入れるべきなのか”もある種1つのLv1マクロとして定義できます。ヒールが足りなければワイプに繋がりますし、ヒールが多すぎるとその分のリソースのロスとなり、次のヒールタイミングへの影響もあるからです。
このようなヒール被りを極力無くすためにどうすればいいのかを考えることはヒーラーではとても重要です。それは“誰がいつヒールするべきなのか、どのジョブがどのタイミングでヒールしやすいのか”を考える機会になるからです。ジョブメカニクスというものをDPS/HPSでしか考えられないハナタレなヒーラーはそういう視点が欠けています。この辺の詳しい話は各ジョブのメカニクス解説でします。
後は……レイズ被りについての対応についてはここで語っておきましょう。
誰かがペロった時にどちらのヒーラーが蘇生するべきか。考えるべき大きなポイントは3つです。
1つはGCDの価値です。占星術師と賢者のペアがいるとして、平時に占星術師がFマレフィクし賢者が蘇生するよりは、占星術師が蘇生し賢者がドシスする方がPTDPSは高くなります。
火力という観点では賢者>白魔道士>学者>占星術師の順に強いので、それがそのまま”先に蘇生しない”優先度となります。一方でGCDヒールが欲しいような緊急の場面では、GCDヒールが弱いジョブが先に蘇生をするべきです。
2つ目のポイントはジョブの移動のしやすさです。迅速魔は慣れてくると移動用 + Double Weave確保用に基本攻撃魔法やGCDヒールに絡ませて使いたくなってくるので、移動し辛いジョブほど迅速魔をそのような利用をしたくなり、その分レイズに回す比重が下がります。
移動し辛い順番としては、学者(詰め)>占星術師>白魔道士>賢者>学者(妥協)となるので、これがそのまま”先に蘇生しない”優先度に影響します。実際のところ”このタイミングで迅速魔ないと絶対に1GCDロスる”かはコンテンツ次第になりますが。
3つ目のポイントはジョブのMPの保ち具合です。1人目にペロった人間のカバー程度であればジョブを問うことはないでしょうけれども、大事故が起こっていてヒラペア両名のMP状況を考えなければならないのであれば、よりMP保ちがいいジョブから先に蘇生するほうが望ましいです。
MPがより保つのは白魔道士(シンエアー有)>占星術師>賢者>学者>白魔道士(シンエアー無)となるのでこれがそのまま”先に蘇生する”優先度になります。
これらを都度状況に合わせて考えるべきですが、正直VC有りで意思疎通が用意なヒラペアであれば、どちらが先に起こすかを決めてそれに準じるほうが無難でしょう。まぁその”決め”の際にこのようなことを両者が考えられるのであれば、文句なく良いヒラペアでしょうね。