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タンレとはなんだったのか

なんかもう検証すら面倒なので記憶と妄想で語る。必要あれば各自で検証してくれ。

さて、一部ゲームにはTurn Rateという概念がある。それはキャラが振り向く速さのことであり、Turn Rateが高ければ自キャラが回るのが速く、低ければ遅い。

通常これはRTSやMOBAで使われる概念である。こと分かりやすいのはLoLとDotaで、LoLはTurn Rateを無視できるほど高いためにRangedが引き撃ちする重要性が高い。後退するために後ろを向く動作や、攻撃するために敵の方を向き直す速度がラグがない程に速いからだ。一方DotaはTurn Rateがキャラ毎に設定されているので、Rangedであっても一概に引き撃ちするのがいいとは限らない。

WoWやFF14ではTurn Rateは操作によってはある、と少しややこしい。パパパパパッドのことはよくわからないのでキーマウ前提で話すが、レガシーのWASD移動で後ろ向いている状態からWで前に行くと、ぐるんと少しのラグがある。一方でマウス右ドラッグによる視点操作は、マウスの速さに追従するためにLoLほど”皆無”とまではいかないがかなり速めることができる。

そしてWoWとFF14には決定的な違いがある。FF14はスキル使用時にターゲットに対してラグなし(のはず)で向くのに対して、WoWはそうではない。

この仕様のおかげで、あるいはせいでFF14は遥か昔に敵の方をちゃんと向いてないとAAが出ないとかどうのこうのあったが、今となってはキャラの向きを気にすることもあまりないだろう。

だがそういう仕様があることを念頭に置いておけば分かることもある。ありがちな話を2つ置いておこう。

①技不発問題

特に近接やってるときに稀に発生するが、ターゲットした敵に対して技を使った時に射程内にも関わらず不発することがある。

巨悪の白魔道士をボスと見立てて、赤線を視線の向きとする。またこれも含めて以降の図は全て、上から下に見下ろしているものとする。

技を振った瞬間に上記のようになっていても、

発現の瞬間にこうなると技が不発する。よくある状況は、ボスが端に固定されていたものが中央にかっ飛んでいく瞬間だったり、あるいはプレイヤーとボス間の距離が近すぎる状態から自身の移動でボスを”跨ぐ”時だ。

②視線攻撃回避問題

なんか昔語った気がするが、再度Scripeのアレを引用する。

雑に説明する。リーンちゃんとHしてえ~

・先述したようにスキルを使うと爆速Turn Rateでターゲットの方を向く
・視線攻撃を回避したいので、ボスの足元で(右ドラッグ固定で)ボスの後ろを向く
・キャラの視線をサーバと速やかに同期させるために、動画のように視線をぐわんぐわん動かす

ということをしている。なぜボスの足元でしているのか。

青丸はターゲットサークルである。ターゲットサークル内であれば、外を向いていても視線がタゲ内にあるために攻撃が問題なく通る。

つまり離れると不発する。なぜか。

こうなるからだ。スキルを使った瞬間にはボスの方を向くためにIGCD系の技は問題なく出るが、詠唱技は詠唱中断されるのはこれが原因である。

上記までの図は赤矢印の視線の方向だけを表現したが、ここに実際に有効視界範囲とでも言うべき視界のレンジを加えよう。こんな感じに。

で。

感動するぐらい雑な図だが、要旨は分かるだろう(と信じている)。まず明らかなこととして、視線攻撃はプレイヤー前方90度の扇範囲内に、視線攻撃を発生するオブジェクトが存在する時にHIT判定となる。プレイヤーの攻撃判定が成功するかどうかを決定する有効視界範囲が90度かは正直不明であるが、私は90度であることと、その90度の扇範囲内に敵のタゲサが入っていれば有効になるものと理解している。これを厳密に検証するのは正直ダルい。

結果としてScripeのようにボス足元で背面を向くのもいいが、上の図のようにボスから離れた状態でも、
・プレイヤーの有効視界範囲に(視線攻撃発生源である)ボスが入っていない
・プレイヤーの有効視界範囲にボスのターゲットサークルが入っている
ことを充足すれば、視線攻撃を避けつつボスを攻撃することが可能である。

っていう話を昔した記憶があるが、本題はこれではない。
①の対策ってどうすればいいの?と聞かれたのでその回答が主題である。

まず、自分の移動でボスを跨ぐかどうかのキワッキワの位置に立たないことが対策となる。それをするべき状況は、ボスからの扇範囲タン強が自身に飛んでくることが予兆できる状況のみだ、と考えれば分かりやすい。

その前提でさらにスキル不発をケアするためには、ボスがかっ飛ぶタイミングを覚えとけというだけの話にもなるのだが、初見コンテンツとかで丁寧に注意を払いたければ以下を考えるべきだ。

①タゲサの大きさを見る
当たり前だがタゲサがデカければデカいほど攻撃不発は発生しづらい。

こうなりゃ不発しないし、

こうなりゃ不発するのは自明である。胸囲とタゲサはデカければデカいほどいい。

②移動することが分かってるやつの懐に入りすぎない
移動する先と思しい場所により寄っておけ、とも言い換えられる。

ボスをただ殴るという観点では左も右も変わらんが、この状態でボスが南側にかっ飛ぶと、

こうなる。

だいたいこれだけ気をつけておけば十分実戦的だろうが、タゲサの小ささおよびボスがかっ飛ぶ距離によって、
・ボスの射程ギリギリで殴っているにも関わらず移動後にタゲサが有効視界範囲から外れる、かつボスは射程内に存在する
というあるのかも分からないような状況が発生した場合は、Scripeがやったように近接でも自身の視線方向を調整するのが有効だろう。大方そんな状況はボスがめっちゃ離れて突進技を使いましょうというだけの話になるのだが。