MENU

novelkeysと14のアレ

ようやくPLLの情報を見たが、14とNovelKeysのコラボがどうのこうのという情報が一番驚きだった。

ということで私の出番である。

自作キーボード界隈とかいう一本10万円だか20万円だかかかって当然の世界線で、195ドルで販売するとは中々頑張ってはいるが、それでも送料を含めると大体3万円強する安くはない買い物だ。競合として分かりやすいのはRealforceとなるが、MX Switchを用いるキーボードで無静電のRealforceと相対するには分が悪いと先に言っておこう。そもそもNovelKeys直販で日本代理店を用意していない時点でこの製品は日本人をターゲットとしていない

それでも興味が沸いた人は何を気にするべきなのか。

プラスチックケース&ポリカーボネートプレート

つまり打鍵感は柔らかいと予想できる。
キーボードの高みを追う者の目標として”打鍵感と打鍵音の追求”というものがあり、それは言い換えると”硬質さと疲労の天秤をどこまで調節するか”という自身の嗜好との戦いでもあるのだが、兎角このキーボードは柔らかい方に傾いていると解釈できる。

これはただの好みなので、柔らかい打鍵感が好きなのであれば気に入るだろう。なおRealforceもガワはプラスチックだし、正直打っていてもそんなに気持ちよくはない。

NK Blue Linear Switchesとかいう謎のスイッチ

このスイッチは調べても一切の情報が出てこないし、YouTubeで調べてもSound Testの動画とかもない。NovelKeysオリジナルのスイッチであることは予測はできるが、既存の情報が全くないということは、完全新規のスイッチなのだろうか。

そのスペック自体は、Specificationsの中に記載自体はされている。
Switch actuation – 53g / 2mm
Switch bottom out – 63.5g / 4mm
Switch housing material – Nylon blend
Switch stem material – POM

大体黒軸である。重いな。
もしかすると打ってて気持ちいいスイッチかもしれないが、ゲーム向けかと言われると眉唾の一言である。

Hot Swap対応

先述したスイッチは換装できる。

連携ソフトウェアの情報なし

PLLではLEDバックライトの光り方を専用ソフトウェアで変えれますと言っていたが、そのソフトウェアが何なのか書いていない。VIAとかナントカとか書いてないということは、このキーボードはレイヤーを使えるかどうかとか、キー設定をどこまで変えられるかとかがサッパリ分からんということになる。”こんな安物キーボードにそんなとこまで気にする奴おらんやろ”というNovelKeys担当者の高笑いが聞こえる。


で、買いなのか?

$195 + 送料分しか金を出せない人

あなたが博打が好きなのであれば買ってもいいかもしれない。この謎のスイッチからなる打鍵感が優れたものになるのか、はたまたただ重いだけのキーボードになるかは届いてからのお楽しみだ。そんなギャンブルが好きではない人は大人しくRealforceを買うほうがいいだろう。

もうちょっと金と手間を掛けられる人

そもそもクソ重スイッチは交換が前提なのも踏まえて、Hot Swap可を生かしてスイッチを変えてどうなるかを楽しむならいいオモチャになるだろう。だいたいこのキーボードで本当に買う価値のあるユニークなものはキーキャップだけだ。そのキーキャップが単体で$110、差額の$85を余分に出した上でそれをいじくるオモチャとして割り切るのが一番妥当な遊び方だ。

さらに金と手間を掛けられる人

NovelKeysのKeyboardsページにあるKEYCULT NO.1 TKLとFF14のキーキャップ単体を買って、それでキーボードを組もう。


<2025/3/17追記>

ってかこのキーボード、元はコレじゃね?と思ったので追記。

NovelKeysの提供するClassic TKL。単にこれをFF14版にしただけのもののようだ。Specを見ると全く同じだし。
ということは、謎スイッチについては分からないままだが、ケースについてはもっと深堀りできる。

4:13~ : O-ring的ではないが、なんらかのクッション的ゴムを入れて、それをケースで挟み込んでいるサンドイッチマウントの亜種。
4:55~ : Switch pad, plate foam, case foamの正体。

↑を見た後に3:27を見るといい。やはり無茶苦茶柔らかそう。

また6:18からプレートの種類毎の打鍵映像があるので、この音を聞いて刺さるかどうか分かるだろう。
ありがたいことに、ポリカーボネートのプレートでもさらにFoam有りと無し版があるので、それを聴き比べればデフォで入っているFoamがどれだけ感触を柔らかく、そして音をくぐもらせるかの推察ができるのではなかろうか。Foamなしのエッジの効いた音がいいのか、Foamありの柔らかい音がいいのかは完全に嗜好次第だ。

なおこの動画の音だけ聞いてもめっちゃいいキーボードのように思えるが、これは動画投稿者が適切に潤滑した適切なスイッチを入れているからこうなる。標準でこれだけよさげな音になる期待はしないこと。